『200万都市が有機野菜で時給できるわけ』
【都市農業大国キューバ・リポート】
著者:吉田太郎
ジャンル:自然エネルギー書籍
有機農業、自転車、風車、太陽電池、自然医療・・・
エコロジストたちが長年、夢見てきたユートピアが
現実のものとして国家規模で カリブ海に突如として出現した。
ソ連圏の崩壊とアメリカの経済封鎖により、
食糧、石油、医療品が途絶する中で
彼らが選択したのは、環境と調和した社会への変身だった。
日本の不況を上回る未曾有の経済崩壊の中で、
エネルギー・環境・食糧・教育・医療問題を
彼らはどう切り抜けていったのか。
貧しくとも陽気に、助け合いながら、
国家存亡の危機へ挑戦していった人々の歩みから見えてきたのは、
「自給する都市」というもう一つの未来絵図だった。
キューバから見えてくるこの未来絵図は、
私たちにもきっと、大きなヒントと元気を
与えてくれるにちがいない。